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エビデンスデータ

骨盤補正二段ベルトによる恥骨結合難開の解消、膝関節炎の改善

【目的】
多段編骨盤矯正ベルトの装着による、一時性変形性関節症(OA)の改善への効果を検討した。
インターロイキン1β(1L-1β)の濃度がOAの病因および進行に相関関係を有することは周知の通りである。
そこで今回、被験者の滑液中における1L-1βの濃度を測定し、多段編骨盤矯正ベルトの装着によるOA皆瀬sンに対して果たす役割について議論する。

【方法】
成人のOA被験者8名および対象群となる半月板損傷患者7名から膝関節の滑膜と滑液を採取した。滑膜中の1L-1βの発現を免疫組織化学染色で解析し、滑液中の1L-1βの濃度をELISAで測定した。

【結果】
OA被験者における滑膜中の1L-1βの発現と滑液中のそれらの濃度は、半月板損傷患者の場合よりも有意に高かった(P<0.05)。
しかし、約6か月を超える多段編骨盤矯正ベルトの装着によって、滑膜中の1L-1βの濃度は有意に減少した。

【結論】
多段編骨盤矯正ベルトの装着は滑膜中の1L-1βの濃度を減少させる。
このことから、多段編骨盤矯正ベルトの装着は、OAの病因および進行防止に重要な役割を果たしている可能性がある。

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